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2026年8月、グローバル人材の求職者動向〜IT関連は前月比・前年比ともにプラス、職種ごとに異なる応募の動き

ヒューマンリソシア株式会社が運営するグローバル転職サービス「Daijob.com」は、2026年8月のグローバル人材の動向をまとめた「Daijob.com求職者動向レポート」を発表いたしました。

1. 調査サマリー

  • IT関連の自主応募は前月比2.7%増、前年同月比3.2%増でした。 短期(前月比)・中長期(前年比)の両期間でプラスが確認されており、求人掲載を通じた候補者との接点を継続して検証する材料となります。
  • 前年同月比では、コンサルティングが21.4%増、営業が8.6%増、サービス・リテール系が5.9%増、IT関連が3.2%増でした。
  • 営業は前年同月比8.6%増である一方、前月比では5.6%減でした。 比較期間によって異なる動きが見られるため、直近の変化と前年同月との比較を分けて評価する必要があります。
  • 教育/トレーニング/語学系、アドミン系、企画/マーケティング/PRでは、前月比・前年同月比ともに自主応募が減少しました。 採用企業は、職種別の候補者プールと自社の応募・選考実績を確認し、要件や求人票の訴求内容を検証することが重要です。

2. 調査概要

項目

内容

対象母集団

Daijob.comに登録し、英語・日本語ともにビジネスレベル以上の語学力を持つユーザーのうち、対象期間中に求人への応募履歴がある求職者

集計期間

2026年8月(2026年7月および2025年8月との比較)

分析対象

自主応募の動向

算出基準

増減率(%)に基づく動向分析


解釈上の注意

本レポートは、Daijob.comに登録する日英ビジネスレベル以上の求職者の応募動向を示すものです。日本全体の労働市場やグローバル人材市場全体の需給、企業の採用需要、採用決定数を直接示すものではありません。

また、職種別の増減率は集計対象の構成や母数によって変動するため、特に変化率が大きい場合も、単月の数値だけで持続的な傾向を判断することはできません。採用判断に活用する際は、複数月の推移や自社の採用要件に合致する候補者の状況と合わせて確認することが重要です。


3. 今月の注目トピックス

注目トピック1:IT関連は前月比・前年比ともにプラス

【事実】 IT関連の自主応募は、前月比2.7%増、前年同月比3.2%増でした。両方の比較期間でプラスが確認されています。

【外部要因の仮説】 IT関連の採用では、専門領域、技術スタック、経験年数、語学の使用場面などによって候補者の応募行動が異なる可能性があります。また、企業の採用計画や求人条件の変化が応募動向と関係している可能性もあります。

【採用への活かし方】 求人掲載を通じた応募獲得を継続して検証する価値があります。技術スタック、担当工程、開発体制、英語を使用する業務を具体的に記載し、候補者が自身の経験との適合性を判断しやすい求人票を整えることが重要です。応募の動きがプラスであっても採用成果を保証するものではないため、書類選考通過率や面接移行率も合わせて評価する必要があります。

注目トピック2:営業は前年比プラス、前月比マイナス

【事実】 営業の自主応募は、前月比5.6%減、前年同月比8.6%増でした。前年同月との比較ではプラスですが、直近の前月比較では減少しています。

【外部要因の仮説】 営業職では、商材、顧客層、新規開拓と既存顧客対応の比率、必要な語学力などが応募判断に関係する可能性があります。

【採用への活かし方】 前年同月比のプラスだけで応募獲得が安定していると判断せず、直近の推移と自社の採用実績を合わせて確認することが重要です。求人票には、商材・ターゲット・営業手法を明確に記載することが重要です。あわせて、英語を使う具体的な業務場面や評価・報酬基準を明記することで、候補者が安心して応募を検討できる情報設計が求められます。


4. 職種別動向分析(自主応募)

職種別データ一覧

2026年8月のDaijob.com登録グローバル人材の自主応募動向。12職種の前月比・前年同月比を比較した横棒グラフ。IT関連は前月比2.7%増、前年比3.2%増。営業は前年比8.6%増の一方、前月比5.6%減。コンサルティングは前年比21.4%増。

IT関連

【事実】 自主応募は前月比2.7%増、前年同月比3.2%増でした。両方の比較でプラスが確認されています。

【外部要因の仮説】 専門領域や求人要件、候補者の転職活動時期などが応募行動に関係している可能性がありますが、今回のデータから特定の要因を確認することはできません。

【採用への活かし方】 求人掲載を継続して検証し、技術スタック、担当工程、英語の使用場面などを具体化することが重要です。応募数だけでなく書類通過率や面談設定率も確認し、自社の求める人物像と実際に応募してきた候補者とのマッチ度を検証することが効果的です。

その他の職種

【事実】 自主応募は前月比6.0%減、前年同月比2.5%減でした。

【外部要因の仮説】 複数の職種が含まれる分類であり、個別職種の違いが集計結果に表れている可能性があります。

【採用への活かし方】『その他の職種』には専門領域の異なる多様な人材が含まれるため、全体の増減率を鵜呑みにせず、自社の募集職種に近い求職者の動きを個別に照会することが重要です。まずは求める職務内容と必須要件を明確にし、ターゲット像を具体化することをおすすめします。

アドミン系

【事実】 自主応募は前月比4.3%減、前年同月比17.0%減でした。

【外部要因の仮説】 秘書、総務、人事、事務などの職務要件や、語学を使用する頻度によって応募行動が異なる可能性があります。

【採用への活かし方】 必須要件と歓迎要件を整理し、実際に英語を使用する業務や必要な実務経験を明記することが重要です。候補者プールが限られる場合は、経験・語学・年収条件の組み合わせを個別に検証することが考えられます。

エグゼクティブ/経営

【事実】 自主応募は前月比4.6%減、前年同月比8.8%減でした。

【外部要因の仮説】 経営・管理職層では、職責、報酬、意思決定権限、事業フェーズなどが応募判断に関係する可能性があります。

【採用への活かし方】 役職名だけでなく、期待する成果、管掌範囲、経営への関与、報酬レンジを具体的に示すことが重要です。自社の要件に合致する候補者の状況を確認し、求人票の情報や募集条件が適切かを検証してください。

クリエイティブ

【事実】 自主応募は前月比14.3%増、前年同月比14.9%減でした。前月比と前年同月比で方向が異なっています。

【外部要因の仮説】 制作領域、使用ツール、ポートフォリオ要件などによって応募行動が異なる可能性があります。ただし、今回のデータからそれらの関係は確認できません。単月の変動には母数に起因するブレが含まれる可能性があります。
【採用への活かし方】 前月比のプラスのみをもって継続的な改善と判断せず、複数月の推移を確認することが重要です。求人票では担当工程、求める制作物、使用ツール、選考時の提出物などを明確にし、候補者との適合性を検証してください。

コンサルティング

【事実】 自主応募は前月比8.5%増、前年同月比21.4%増でした。今回の対象職種の中では、前年同月比が最も高い値です。

【外部要因の仮説】 専門領域、プロジェクト経験、報酬条件、語学要件などが応募判断に関係している可能性がありますが、今回のデータから増加の理由を特定することはできません。また、母数に起因する変動の可能性があるため、単月の伸びを過大評価しないことが必要です。
【採用への活かし方】 求人掲載を通じた応募獲得を検証し、専門領域、プロジェクト内容、必要経験、語学の使用場面を具体化することが考えられます。採用方針を変更する際は、複数月の推移と自社の選考成果を合わせて判断することが重要です。

サービス・リテール系

【事実】 自主応募は前月比0.5%増、前年同月比5.9%増でした。両方の比較でプラスが確認されています。

【外部要因の仮説】 接客、店舗運営、マネジメントなどの職務や、勤務地・勤務時間・語学の使用場面によって応募意向が異なる可能性があります。ただし、今回のデータから特定の外部環境や職務条件との関係は確認できません。

【採用への活かし方】 求人掲載を継続して検証し、勤務地、シフト、待遇、キャリアパス、語学の使用頻度を具体的に伝えることが重要です。応募後の選考状況も確認し、求人条件と候補者の希望が一致しているかを評価してください。

企画/マーケティング/PR

【事実】 自主応募は前月比3.7%減、前年同月比16.8%減でした。

【外部要因の仮説】 企画、デジタルマーケティング、広報などの専門領域や役割定義によって応募行動が異なる可能性があります。

【採用への活かし方】 「マーケティング全般」のような広い募集表現を見直し、担当領域、期待成果、必要スキル、英語を使用する場面を明確にすることが考えられます。要件を変更する場合は、候補者プールと自社の選考実績を確認したうえで判断することが重要です。

営業

【事実】 自主応募は前月比5.6%減、前年同月比8.6%増でした。比較期間によって異なる動きが確認されています。

【外部要因の仮説】 商材、顧客層、営業スタイル、語学要件などによって応募行動が異なる可能性がありますが、今回のデータからどの条件が増減に関係したかは判断できません。

【採用への活かし方】 前年同月比のプラスと直近の前月比の減少を分けて評価することが重要です。求人票では商材、顧客層、新規・既存営業の比率、評価制度、英語の使用場面を明確にし、候補者が応募を判断しやすい情報を整えてください。

教育/トレーニング/語学系

【事実】 自主応募は前月比13.9%減、前年同月比21.0%減でした。両方の比較で減少が確認されています。

【外部要因の仮説】 教育機関や企業研修の採用サイクル、契約形態、担当科目などが応募時期に関係している可能性があります。ただし、今回のデータから季節性や採用計画の影響を特定することはできません。

【採用への活かし方】 授業・研修の対象者、担当内容、必要資格、勤務形態などを具体化することが重要です。募集時期を見直す際は、単月の増減率ではなく、過去の月次推移と自社の採用リードタイムを確認してください。

金融/保険/不動産系

【事実】 自主応募は前月比0.0%で横ばい、前年同月比28.3%減でした。前年同月比では今回の対象職種の中で最も低い値です。

【外部要因の仮説】 専門資格、業界経験、金融商品や不動産領域の違いなどが応募行動に関係する可能性がありますが、今回のデータでは内訳を確認できません。母数による変動の可能性も考慮する必要があります。

【採用への活かし方】 単月の前年比のみで採用方針を変更せず、専門領域別の候補者プールや複数月の推移を確認することが重要です。必要資格、経験、報酬体系などを明確にし、必須条件と歓迎条件を整理することが考えられます。

電機・機械

【事実】 自主応募は前月比22.2%減、前年同月比16.7%減でした。両方の比較で減少しています。

【外部要因の仮説】 設計、開発、品質管理、生産技術などの専門領域や、製品分野によって応募行動が異なる可能性があります。ただし、産業投資や生産動向などの外部要因が今回の減少を生じさせたとは確認できません。母数に起因するブレの可能性もあるため、単月の変動を過大評価しないことが重要です。

【採用への活かし方】 自社が求める技術分野に合致する候補者の状況を個別に確認することが重要です。技術要件と語学要件を整理し、業務上必須の条件と入社後に習得可能な条件を分けることで、募集対象を適切に設定できるか検討してください。


5. グローバル人材採用に関するQ&A

Q1. 自主応募の前年比がプラスの職種は、採用しやすくなったと判断できますか?

応募の前年同月比がプラスであることは確認できますが、それだけで採用しやすくなったとは判断できません。採用のしやすさを評価するには、候補者の経験・語学力・年収条件との適合性に加え、自社の選考移行率や採用決定までの状況を確認する必要があります。

Q2. 応募が減少している職種では、求人掲載を見送るべきですか?

一律に見送る必要はありません。今回のデータは職種別の自主応募動向を示すものであり、個別企業の求人に対する応募可能性を直接示すものではありません。自社の要件に合う候補者プールを確認し、年収、必須要件、職務内容、語学の使用場面などを検証したうえで、掲載時期や募集条件を判断することが重要です。

Q3. 応募を増やすために、採用要件や募集時期をどのように見直すべきですか?

まず、職種・語学力・経験年数・年収などの条件に合致する候補者の状況を確認することが有効です。そのうえで、必須要件と歓迎要件を分け、求人票で伝える職務内容や待遇を具体化します。募集時期については、単月の増減率だけで決めず、過去の月次推移、自社の採用リードタイム、目標入社時期を踏まえて逆算することが重要です。


6. 自社の採用活動を最適化するための個別相談

職種別の自主応募動向を自社の採用判断に活用する際は、募集要件に合う候補者の状況や、求人票・採用スケジュールとの適合性を個別に確認することが重要です。Daijob.comでは、採用企業の課題に応じて、以下のような相談が可能です。

採用要件×候補者プール確認
求める語学レベル、職種、経験年数などに合致する登録者の有無や活動状況を照会できます。

求人票の改善ポイント診断
年収レンジ、必須要件、職務内容、候補者への魅力付けについて壁打ちが可能です。

逆算型採用スケジュールの相談
目標入社時期から選考期間を逆算し、求人掲載の開始時期や募集条件の調整について検討できます。


自社の採用条件に照らした候補者動向や、求人票の改善については、Daijob.comの担当者までお気軽にご相談ください。

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