2025年5月、グローバル人材の求職者動向７職種で活発化、４職種は10％以上のプラス

徐々に暑い日が増えて、体調など崩されていないでしょうか。さて、先日、東京商工リサーチにおいて、2025年1月〜5月の「早期・希望退職」募集人数が発表されました。実施した上場企業は19社で、前年同期から約3割減少したものの、対象人員数は、8,711人(前年同期4,654人）と前年同期の約2倍に増えています。特に、中長期的な競争力強化や業績改善のための構造改革の動きが強まっている大手メーカーの大型募集が続いているようです。（※１）

人手不足が深刻な一方で、転職市場には大手メーカー経験者が流出します。今後は、こうした即戦力人材の動向を見極めつつ、企業側も自社に必要なスキルや経験を持つ人材をいかに確保するかが、採用戦略の鍵となりそうです。

それでは、2025年５月の“グローバル人材の動向（※２）” はどうなったのか、見ていきましょう。

※1 株式会社東京商工リサーチ「2025年1-5月の「早期・希望退職」募集人数は8,711人で前年2倍に急増、相次ぐ大型募集」2025/05/18掲載分

※2 Daijob.comに登録しているユーザーの中で、英語と日本語の両方をビジネスレベル以上で話せる人材について、​​​​　「応募履歴がある」または「スカウトメールに興味を示したことがある」ユーザーの動向

【主なトピック】

• 前月比は７職種で活発化、４職種は10％以上のプラス
• 前年同月比は全体的に活発化、「ＩＴ関連」は30.1%と大幅に活発化

■前月比は７職種で活発化、４職種は10％以上のプラス

７職種は活発化、それ以外は鈍化しました。「電機・機械」（＋ 10.4%）は2月から大きく活発化が続いています。その他、アドミン系（＋ 17.0%）、ＩＴ関連（＋ 14.0%）、エグゼクティブ／経営（＋ 10.6%）も10％以上活発化しました。一方、営業（－ 16.9%）をはじめ、５職種は鈍化傾向となりました。

■前年同月比は全体的に活発化、「ＩＴ関連」は30.1%と大幅に活発化

2024年5月以降 13ヵ月間連続で、全体的に活発化しています。「エグゼクティブ／経営」（+ 25.9％）においては、2024年８月以降連続で、20％以上の大幅に活発化が続いています。その他、「IT関連」（+ 30.1％）、「教育／トレーニング／語学系」（+ 23.8％）、「アドミン系」（+ 25.6％）も大幅に活発化しました。一方、3月に著しく活発化した「営業」は（－ 4.4%）と鈍化傾向になりました。

5月はゴールデンウィークでお休みを挟みましたが、6月13日に「IT / 製造業界」求人エリアを特設した合同企業説明会 Daijobキャリアフェア実施に向けて、プロモーションを強化したために、登録者数が増えて、活発化が進んだと考えられます。求職者と直接コミュニケーションを取れるキャリアフェア、次回は9月開催予定ですので、ご興味をお持ちの企業様は、ぜひお問い合わせください。