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【時事解説】企業の半数がリファラル採用を導入!エージェント依存が引き起こす「早期離職リスク」と「定着率向上」への切り札

2026年06月19日、東京商工リサーチが『「リファラル採用」 企業の半数に広がる 定着率はリファラルが新卒、転職エージェントを上回る ~ 2026年6月 企業の「採用」に関するアンケート調査 ~』を公開しました。
本記事は、公的機関等の発表データを元に、HRClub編集部が人事実務への影響を独自に分析・解説したものです。

■ 30秒サマリー

  • リファラル採用の導入が加速
    企業の約半数(大企業60.4%、中小企業48.3%)がリファラルを導入。アルムナイ(退職者再雇用)制度との併用も拡大している。

  • 高い定着率とエージェントの苦戦
    定着率が最も高い手法として「リファラル」がトップ(18.5%)。一方で「転職エージェント」は定着率が低いと回答する企業が目立つ。

  • 新卒一括採用の限界(特に中小):
    中小企業において新卒の定着率が高いと答えたのはわずか9.1%。時間とコストをかける従来の新卒採用モデルが機能不全に陥っている。

■ HRインサイト:採用難易度・競合の動き・コストと工数

  • 採用難易度と競合の動き:待つだけの採用は「売れ残り」の奪い合いに
    すでに大企業の6割、中小企業の5割がリファラル採用を戦力化しています。優秀な人材が「知人の紹介」という水面下のルートで次々と囲い込まれているのが2026年の現実です。求人媒体やエージェントに頼り、市場にオープンに流れてくる人材を待つだけの「攻めの姿勢を欠いた採用」は、競合がスルーした人材を高いコストで奪い合う過酷なゲームを意味します。

  • コストと工数:高額な「エージェント・ガチャ」からの脱却
    転職エージェント経由の定着率がわずか5.4%にとどまる一方、定着率が低い手法として12.6%もの企業がエージェントを挙げている事実は致命的です。年収の35〜40%にのぼる高額な紹介料を支払いながら、早期離職されるという最悪のコストリスクを人事は直視しなければなりません。

    カルチャーを理解している自社社員がスクリーニングを行うリファラルは、ミスマッチを劇的に減らし、初期費用を抑えてエンゲージメントの高い人材を確保できる唯一の「攻めの防衛策」です。紹介報酬の最多層が「支払っていない(40.9%)」または「1〜10万円未満(20.7%)」であるデータからも、金銭的インセンティブではなく「自社を友人に勧めたい」と思わせるエンゲージメント設計の工数にこそ投資すべきです。

Daijob編集部

著者:HRClub 編集部

厚生労働省などの最新公的データや労働市場のトレンドを独自に分析・厳選し、多忙な人事・採用担当者が「1分で本質を理解し、明日の実務に活かせる」攻めのHRインサイトをお届けする専門編集チームです。 制度設計から採用戦略、組織開発まで、現場で本当に役立つノウハウや最新トピックを、客観的なファクトに基づきタイムリーに発信しています。

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