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【時事解説】25年度倒産1万件突破と迫る企業の「トリアージ」:採用・人材流動化のパラダイムシフトに備えよ

2026年06月27日、東京商工リサーチが『待ったなしの「再生・廃業支援」の高度化 ~ 有限の支援人材、業種と地域性を加味した「トリアージ」 ~』を公開しました。
本記事は、公的機関の発表データを元に、HRClub編集部が人事実務への影響を独自に分析・解説したものです。

■ 30秒サマリー

  • 倒産・過剰債務の深刻化:
    2025年度の全国倒産件数は1万505件(前年度比3.5%増)。中小企業の25.6%が過剰債務を抱え、限界を迎えている。

  • 支援側の「選別(トリアージ)」が開始:
    支援人材の不足により、地域インフラやサプライチェーンへの影響度を加味した、企業の「重点支援・見切り」の二極化が本格化する。

  • 特定業種の窮境が顕著:
    「医療・介護」「運送」「電子部品」「伝統的繊維」などの業種で2期連続赤字の企業が急増。地域雇用やサプライチェーン崩壊のリスクが目前に迫る。

■ HRインサイト:

今回のデータは、人事が「ただ人を採る」フェーズから、「労働市場の構造変化を突く」フェーズへ移行すべき強烈なシグナルです。

  • 採用難易度(大チャンス)
    窮境に陥っている医療・介護、運送、電子部品などの業界からは、今後優秀な人材が市場に大量流出します。これまで採用競合が強くてアプローチできなかった優秀な層を一本釣りする「攻めの採用」へ舵を切る絶好の好機です。

  • 競合の動き(先手必勝):
    目端の利く競合はすでに、トリアージから漏れた(見切られた)企業の「再生M&A」や「チームハイヤリング(組織まるごと採用)」を視野に動き出しています。地域の雇用崩壊をただ眺めるか、受け皿として名乗りを上げるかで、今後の採用戦闘力に決定的な差がつきます。

  • コスト/工数(見えないリスク):
    もし自社の主要取引先やサプライチェーンにこれらの「窮境業種」が含まれている場合、突然の供給停止による自社の事業縮小リスクがあります。それに伴う社内人材の余剰化や、急な配置転換・リスキリングへの対応など、突発的なコストと工数が発生するリスクを想定しておく必要があります。


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